七味をかける

日がなごろごろ

暮らしの中にある宇宙ー季節編ー

COMITIA140で頒布した「暮らしの中にある宇宙ー季節編ー」、は普段音楽を作ったり、絵を描いている13人が季節について書いたアンソロジーです。光栄なことに前回(その時はちなみに音楽がテーマでした)に引き続き表紙を描かせていただきました。 それぞれの…

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三月を詰めたびん底 覗く朝こんにちは、にょきにょき伸びる知らぬ顔雀の子うわさを運ぶ 春来たと水たまり、絵の具たくさん溶けているあと少しと思うくらいが丁度いい酔っ払い 子供の群れにたじろいでキャッチにも優しくなれる気がしたよ犬がくる猫もくるくる…

忙しい

街中に分厚いコートと薄手のコートが交互に現れる。朗らかな日は差して、植物たちも上向きに葉を向けて、元気である。それでも椿の蕾はまだ小指の爪先ほどの大きさで、春まではもう少しかかるのだと思う。 最近はといえば、バタバタしている。なんやかんやと…

蛇足

真新しい部屋には、特別なもの以外何もなかった。 2枚のCD、本が1冊、好きな映画のポスター、彼から貰った灰皿、それから椿の苔玉、それで全部。 あとは引越し業者を待つばかりだった。CDを持ってきたはいいけれど結局流すものがないのは失敗だった。ラジオ…

「暮らしの中にある宇宙」について

コミティア137で頒布予定の「暮らしの中にある宇宙」について、感想のようなものを書いています(著者名50音順です)。 どういう本なのか?というのは主催のあひるひつじさんが試し読みサンプルをあげておりますので是非見てみてください〜!COMITIA137『暮…

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灰落とす動作、未だにぎこちなく白湯飲んでモデルになれれば楽なのに銀色のひかりが鈍くなっていく部屋に浮く生活のくず、朝日さす白い溝なぞり色はつかぬまま知ったかをしてまで君に好かれたい電波から違う空気の匂いする奥歯には詰まった弾丸不発弾ふわふ…

パンタ・レイ

友人から、ライブのチケットが届いた。 アイドルにハマったのは社会人になってからだった。 新卒で入った会社は、いわゆる男社会で、飲み会も盛んだった。毎日、喫煙所で分からない会話にとにかく頷いて愛想を振りまいていた。それしか出来ることは無かった…

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駆け足にまとう温度があがる日に雨降りにきいろ一輪咲かせてる階段を降りれば違う線が待つ発車音耳に混じるは波の音つま先が凍らないからデートしよ鍋のそばぬいぐるみたち暖を取るすりきりで溢れた砂糖降る雪となみなみの曲がった線を追いかけてはるが去る…

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足伸ばしはみ出る足も僕のもの飲み干せぬ言葉突きつけ溝を掘る寝過ごした先にあるはず知らんけどときめきをマッチポンプであわててるちかづくの雨雲、頭痛、君の声床下にロマンチックは眠ってる広告が歌う愛でも構わないちりばめてきらきらひかる春嵐ポケッ…

残り物のカレー

母は冬至に必ずかぼちゃの煮物を作るような人である。決まり事を大事にする人なのだ。そういうわけで、実家のカレーといえばビーフカレーだった。角切りの牛肉に、乱切りのにんじんと、くし切りの玉ねぎ…実にパッケージ通りのカレー。少しばかり変わっている…

たとえる

『たとえる技術』というせきしろさんの本を読んだ。比喩についての作例と、その思考法を書いた本。 端的に言えばそれだけ。ですが、読んでいると自分も例えを考えたくなってくるので200頁くらいの本の割に読むのに時間がかかる… というようなことを解説(取…

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何も出来ん腕に猫乗せ言い訳を吹き飛ばせ全部だ全部ドライヤー元気ない時は餃子のモノマネを出来るなら猫の額に部屋借りる頭ではポテトサラダを作ってる気まぐれで愛と平和の板ばさみつばきの名「冬」と名付けてほくそ笑む揚げてやる肉のついでにこの世もな…

元気が出ないので暗い話をつらつらとかく 大学の頃友人と好きなアーティストを「好きだ」と言いづらいという話をしたその時私は椎名林檎とチャットモンチーが「好き」だった だけど本当に好きな人に比べたらライブも見に行ったことがなくて、アルバムを全部…

朝まで騒いで眠った

自分のことを伝える、他人のことを知ることは隔たっているから美しくかんじる 1. たくさん過去に見ていたかったコンテンツや、昔からきっと好きになれた人というのものがある 一方で自分の中で確かに好きなのに言うと少し恥ずかしくなってしまうものがあって…

写真と絵

写真の整理をしていたらそのときのことをよく思い出せるものだなあと思いました 写真から着想を得て絵にすることが多いので書き残してみます。 1. 能古島行きの船で撮った…?船じゃないかも…でもその辺で撮った写真です。能古島はひまわりがきれいでした。 …

ぐるぐる回る

雨が降っている、傘がない 1. たまに、又吉くんが読書芸人で言っていた言葉を思い出す 「面白くない本はなくて、その本を読むときではなかっただけ」というようなこときっとそれは普遍的な事実で、「本」の箇所を「音楽」にしても「仕事」にしても「人」にし…

答えがないならないで

人生の川を渡る 1. 窓辺にねこがいる七月ももう半ばだというのに雨が続いている部屋干しの匂いはかなり苦手だが、モミの木のようなその尾が洗濯物の間に見え隠れするのは嫌いではない 相変わらず、思案にふけっているようで何も考えていないような顔をしてい…

花と花束

酒入れたらよく喋っちゃうんですよね、普段からよく喋ってしまうけれど、余計に 1 物語においては選択の連続しかなくそこに時間の概念は存在しないという話を読んだ過去当事者であってもそれを語る時私達は登場人物であり、語り手だ 語り手は時間を操作して…

構図

できることからやらないから焦っているだけで存外目の前の事を崩していけば山はちょろい洗濯物ってそういうところある 1. 洗濯物から逃げて天井を見上げるのもよい事なのかもしれない昔ピアノの先生に、私はずーっとぼーっとしてしまってこれでいいんですか…

休日出勤

平穏 漠然とした不安は漠然としているだけなのでせめて明確にすべきだなと思って文を書きます ↑というところからもう2ヶ月くらいたった 思考のスパンがながすぎ 1 マスク!めちゃくちゃ!嫌! なぜなら暖かくてねむいので仕事が捗らないため… 調べてたら一回…

メイキング 月とお散歩

今回miuさんというシンガーソングライターさんからのお仕事の依頼で、 MVを作成しました。 自分の覚書と言う意味も含めて完成までを書き記してみます。 (下記Youtubeリンクから見れます。) 【オリジナル】月とお散歩(リリックビデオ)by miu - YouTube 大…

隔離と安全

コロナの影響で職場移動になった、業務資料とパソコン持ってシャトルバスで移動するらしい 遠足みたいだな 最近お弁当記録し始めた 貯めるぞ! きれいに詰めたいし綺麗におかず作りてえ!難しい この前テレビ番組で隔離という意味合いの英単語にはアイソレー…

人生は夢だらけ

頑張っているあなたを応援しています クロックムッシュ、急いで食べたら口の中を火傷しました 生活を立て直せてきたので、次の段階に移りつつあります ◎ ・お弁当が毎日詰める ・週末に洗濯と作り置きを済ませることができる ・一週間に2枚は絵を描く ・休み…

結局はラブ

感情は止まらないの 辛い時にアイドルに救われていたのに、 アイドルの卒業によって辛くなってしまうの七転八倒って感じだな…最近やっとライブに行けたんですよ それまではライブビューイングにしか行ったことがなかったの ものすごく近くて、キラキラしてい…

治安の良い街

さらに引っ越しした 借りぐらしよさらば 1. 欲しいものをなんとか取捨選択し(きれてないが)いろんなものがニューになり「ていねいな生活」を頑張ろうとしている 自分、形から入るタイプなので… もうだいぶ私の持ち物は精査されているはずなんですが、ほし…

宝くじが当たったら

ひょんな事で会社を休んだ。結構ダメ人間なので、軽率に会社を休んでしまう。 いいのだ、こういう日があっても。 街で見かけてあんなひとになりたくないなあと思うような人はいるが、厚かましい人は多分生き易いからそうしているに過ぎないというふうに思う…

相変わらずわけの解らないことを言ってます

一緒に住むと話した子に、何か同居にあたりやらないでほしいことはないかと聞いた。 「お風呂場で鼻を噛まないでほしい」と言われた。 なるほど。 風呂はこの世において気分転換を担っていると思っている。飲みすぎて気持ち悪い時(インハーシューズでも言っ…

行く川の流れは絶えずして

人は環境に慣れる去年の今頃は何をしてたかなと思ってカメラロールをみたら仕事の写真ばかりで我が身ながらかわいそうになったいまはなんだかやたらと街の写真が多い 仕事にも慣れたもので、このストレスレベルならなんとか生きていけそうだな と思った、と…

社会

社会人じゃんウケるを永遠に思っている 転職して一ヶ月ほど、研修中なので辛いことは特になく毎日ハッピーライフ 毎日真面目に勉強して毎日真面目にご飯をつくり絵を描くと1日は終わる 早早いものだな〜 フォロワー1万人行かねえかな(ゴロリ) 辛い出来事に…

擬似タイムスリップ

取り急ぎ用件だけ冒頭に書く --- -・-私信をブログですな 2018 10/1 台風一過、前髪バッサリすっぱり切った、気分だけは小松菜奈、実際はあまり似合わんな 髪型を変えるたびブログを更新したくなるのでおそらく気分転換の一つとして己の無意識にはカウ…