七味をかける

日がなごろごろ

就活ってなんだろう

「自分たちはそろそろ終活しなきゃなあ」



ははは、と笑いながら話すのは私が働くバーの常連の、Tさんである。
終活、つまりは終わりの活動、残りの人生を見据えた人生設計的なものを指しているようだった。
あんまり笑えることではないけれども、なるほどな、と思ってしまうところがあった。



私は現在就活真っ盛りなのだが、やっていて思うのは就活は得意不得意のパラメータ全体で見ていないなあ、ということである。
エントリーシートだとか、面接だとか、どうしても偏りが出る。
それも含めての就活だよと言われたらそれまでなのだし、まあ愚痴なんだけれど、何やっていいかって分からなくない?
ありのままのじぶんって?
強みって?頑張ったことって?
素直に答えることが大事?
縁のある会社って?
3月に就活解禁なのにこんなこと言ってるのやばくない?
それって目の前のカツ丼食べるより大事なことだろうか?夜中ってお腹空かない?(話逸れすぎ)(おなかすいた)


どっかの世界みたいに自分の能力を勝手にテストで測ってくれて、向いてる職業を提案してくれたら楽なのになあ、とか、考えてしまう。
ドドンッ!あなたは!ヨガインストラクターに向いています!!エーーーーーーッ!?みたいな意外な才能発見みたいなことないの?
押入れからお宝が見つかって鑑定されちゃう世の中だし、東南アジアの市場でボンゴレリングが発見される世の中だよ???


でも一方で(突然真面目に戻る)「就活」っていう〆切を突きつけられてるから、考えさせられているような気もする。
人生の、一区切り。
どうなんだろうか。
私は人より自分のことを考えてきた方だ、と思っているけど(無駄な思考が多いともいう)、人の頭の中を覗くことは不可能であるので答え合わせをすることはできないのでこればかりは、ねえ。


思うと私も面接官も同じ土俵に立っていて、必死に考え続けている(くだらないことも含む)し、腹を探り合っている(さながらデスノートの心理戦超劣化版)、ということになる。
真理はわからんし、心理もわからん(おやじぎゃぐ)。



面接、それは結構滑稽な光景だ。





たいしたことないんだよね、生きる意味なんて、考えたところで、楽しんだ方が得だし、やりたいことをやった方がいい(ここでBGMを流す、「やりたいことやったもん勝ち〜〜せーいしゅんなら〜〜」)


いつも思うけど馬鹿は賢くて、賢ぶってるやつの方が馬鹿なのかも。
私が生きてるのはマグロみたいに泳ぎ続けることと大差ない。
思考はぐるぐる回るだけである。それでも町はまわるのである。




ここの蕎麦美味しかったよ。


けっこうこっけいなこうけい、は早口言葉っぽい。
以上です。