ツ○ヤ時代の思い出
某レンタルビデオ店で働いていたことがある。
といっても1年半くらい前までは働いていたので、そんなに昔のことではない。
中でもやはり思い出深いのはAVにまつわることだ。
①AV一気買いおじさん
新人キラーでもある、AV一気買いおじさん。
中古AVを20〜30本ほど一気に買っていく。
うちの店舗だけかもしれないが、盗難防止のために鍵(あのちょっとでてる青とか黒とかのやつ)がかけられ、そしてシールが貼られているのでまずそれらを取るのに手間取る。
さらにおじさんは「箱はいらないけどパッケージの紙はくれ」と要求してくる。これによって箱から紙を出さねばならぬという作業がプラスされる。
これが5本でも面倒だというのに20本である。
このおじさんの存在は基本的に忠告されず、皆一様に新人時代に洗礼を受けることになる。
AV5枚借りなどは別に手間がかからないのでこのおじさんに比べれば可愛いものである。
最初は衝撃を受けたがそのうち「あ、いつものね」と動揺せず、心の中でタイムトライアルを開始するようになっていた。レジのスピードが上がった。ありがとう。
②AVのシール貼り・剥がし
某店には新作、準新作、旧作という制度があり、
もちろん入ってきた時は全て新作であるため、新作シールを貼るという作業が課される。
そして期間が過ぎ準新作になったとき、貼られたシールを剥がさねばならない。
その数は一度に数百本に及び、そして定期的に入れ替わるが故にこの作業から解放されるということはない。
夜中にひたすらAVのシールを剥がしていたことは懐かしい思い出である。
一番辛かったのは妖怪○ォッチが大流行りしていた時期に、書籍コーナーのレジでこの作業をしなければならなかった時だ。
夏休み、お小遣いでコロコ○を買う小さい子の目に入らないように、エロい熟女モノのAVを隠してレジを打って笑顔で「ありがとうございました」とお見送りした。
私はやましいことをしていないのにとても罪悪感に苛まれた。地獄。全てAVのせいである。
③変なタイトルのAV
・やたらと長いタイトルのAV
やたらと長いタイトルな上に意外とシリーズ化して4まで出すな
・流行り物のタイトルをもじりがちなAV
朝ドラをもじるのはやめろ。ニッチな題材に挑戦するんじゃない、AVでやるな
・直球なAV
ババアっていれられると正直笑う
タイトルについて言いたいことは以上である。
レジで借りられても正直「ああAVだなあ」としか思わないが、変なタイトルだと二度見してしまっていた。ごめんなさい。面白いから…ごめん…。
どうでもいいが一番借りてほしいCDはインドカレー屋のBGMである。
うららかな春の午後にAVってメッチャ打ちました、さようなら。