七味をかける

日がなごろごろ

「進研ゼミでやったとこだ!」現象

「これ、進研ゼミでやったとこだ!」


という有名なセリフがあるけれども、ああいうシチュエーションは日常にも度々起こる。


いわく、

「昼ドラじゃん…」
「ディズニーみたい!」
もののけ姫のような自然」
「ドリフかよ」

等。

でも本来ならば逆である。昼ドラは現実を舞台にしてそこから創作されたものであるし、ディズニーはある種「理想化した」現実を映し出した世界であり、もののけ姫にしてもモデルがあり、ドリフにしても「おかしさ」を作りこんだものである。
人工的世界の日常への逆輸入。デジャヴ。

偽物の世界、と言ってしまうとなんだかダメな感じに聞こえるが、その実本物よりもよっぽど「ホンモノ」だったりする。
アイデンティティとかってわりと作り込んでるものだと思う。
今はSNSなんかがあるんでなおさらアイデンティティを選ぶ時代だなあと。


「例え」たがりな生き物なのだなとも思う。
結構、人の言語能力には限界があるものなので、近しいものでその概念を強化したほうが圧倒的に分かりやすい。
人を紹介するときに「こういう顔に似てる」「動物でいうと〇〇」とか。
突出したことは分かりやすい。曖昧なことはわかりにくい(でも普通すぎるも個性になったりするとこが面白いとおもう)。


ただし現実は小説よりも奇なり、とはよく言ったもので、あらかじめ設定されていたハードルを越えてくるものは意外とある。
そうするとキャパ超えして近しいものに例えざるを得ないのかな〜〜なんて思った。





とりあえず、私事なんですけど(ブログだから私事しかないけど)、男の子の友情は最高と思った話でした。
ドラマかと思った。漫画かと思った。
もう一週間くらい前の出来事なんですけどひきずってる…………辛い………