七味をかける

日がなごろごろ

◼️

灰落とす動作、未だにぎこちなく

白湯飲んでモデルになれれば楽なのに

銀色のひかりが鈍くなっていく

部屋に浮く生活のくず、朝日さす

白い溝なぞり色はつかぬまま

知ったかをしてまで君に好かれたい

電波から違う空気の匂いする

奥歯には詰まった弾丸不発弾

ふわふわとすべすべどちらもえらべない

末っ子の特権捨てて大人ぶる

‪喫茶店ストローの指輪くすり指

押入れに潜む宇宙に忍び込み